パティシエをつとめる井上知子さんは、製菓専門学校を修了後、ケーキ店やカフェでの菓子作りの経験を経て、2012年3月に念願のお店「ポタジエダムール」をオープン。スタッフとの2名態勢で、焼き菓子づくりに取り組んでいます。その種類は、看板商品のシフォンケーキをはじめ、マドレーヌ・ドーナツ・プリン・タルト・クッキーなど多岐に。生地のベースとなる米粉・卵から、小松菜・いちじく・メロン・ほうれん草・いちごなど、使用する農産物は東播磨産の旬のものからチョイス。季節ごとの野菜の風味や色彩が、さりげなく表現されています。
「ひとつひとつを自分の子供みたいな気持ちで愛着もって焼きあげて、送り出してます」と、パティシエの井上さん。そのこだわりは 1)保存料をいれないこと。長く日持ちはしませんが、小さなお子様にも安心して食べていただけます。2)甘さ控えめ。素材の風味を活かしたく、あっさりしたおいしさに仕上げています。食べる人の健康を気遣うやさしい焼き菓子です。
東播磨産の野菜を、まずは地元のみなさんに知って楽しんでほしいという思いからはじめた野菜の焼き菓子づくり、今は地元のみならず、広い地域のファンに楽しまれています。
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